スマートリングは睡眠の推移に強く、セット記録は取れない
要点
Oura Ring 5は第4世代より40%小さくなり、実使用テストで充電間隔が一貫して8〜9日出た。2〜3日ごとに充電が必要だった前世代と違って着けっぱなしにでき、ランニングやウエイトの大半は着けたまま行え、外したのは高重量のデッドリフトだけだった。ただしスマートリングは受動的な追跡機器だ。強いのは睡眠やレディネスといった長期の推移であり、運動を直接記録するにはスマートフォンを手に取って別の手順を始める必要がある。本体価格とは別に月5.99ドル(年69.99ドル)のメンバーシップ費用もかかる。
スマートリングへの反論として最も多かったのは着けているのが不快だとバッテリーがすぐ切れるの二つだった。Oura Ring 5はその二つを実際に解決した。
第5世代は第4世代より40%小さい。手に金属の塊が乗っている感覚が消える程度の差であり、結婚指輪と並べて着けても違和感がないというのがテストの所感だ。バッテリーの改善はさらに大きい — テスト期間を通じて充電間隔が一貫して8〜9日出た。2〜3日ごとに充電が必要だった前世代とは性格の違う機器になる。
なぜバッテリーが核心なのか?
2〜3日ごとに充電が必要なウェアラブルは、結局装身具になる。充電を逃す日が積み重なるとアプリを開く頻度から落ち、データが途切れれば推移そのものが消える。スマートリングが売っているのが瞬間の値ではなく時間をまたいだ推移だと考えれば、バッテリーは利便機能ではなく製品の中核機能だ。
ウエイト中に着けていてよいか?
ほとんどの種目では問題ない。サイズが小さくなったことでランニングやウエイトトレーニング中の装着感が改善し、前世代では外していたバイセップスカールやファーマーズキャリーも着けたまま行えた。外すことになる唯一の種目は高重量のデッドリフトだった。バーを直接握る種目で指とローレットの間にリングが挟まる問題は、サイズを縮めても残る。
ではこれでトレーニングを記録できるのか?
できない。これがスマートリングの本当の境界線であり、サイズやバッテリーと違って世代が上がっても解決しない類のものだ。スマートリングは受動的な追跡機器である — 何もしなくてもデータが溜まる代わりに、いま何をしているのかを自分では知らない。
アクティブトラッキングは以前のバージョンより強化されたが、スマートフォンを手に取って別の手順を始めるという段階は残る。画面から直接ワークアウトを開始できるスマートウォッチと比べれば煩雑で、リアルタイムのフィードバックを求める人には向かない。逆に睡眠やレディネススコアのような長期の推移では強力だ。
リフターにとって価値が出るのはどこか?
役割を分ければ明快になる。スマートリングが答える問いは今週の睡眠は先月より悪くなったかであり、答えられない問いは今日スクワットを何kgで何セットやったかだ。後者は手で残さなければどこにも残らない。
マッスルインデックスが計算される材料も、まさに後者だ — スクワット・ベンチ・デッドリフトの1RMと体重・性別・年齢・身長。リングが集めるどの値も指数には入らない。だから二つは競合ではなく互いに見えない場所を埋める関係にある。睡眠の推移が崩れた週になぜビッグ3が伸びないのかはリング側から説明され、その重量自体は記録側からしか出てこない。
本体価格とは別に月5.99ドル(年69.99ドル)のメンバーシップ費用がかかる。購読を続けなければデータへのアクセスが制限されるため、購入前にこの費用を総額に含めて計算する必要がある。
測定機器が何を見られないかはスマート体重計の回で、睡眠が実際に記録へ与える影響は睡眠不足とリフティングのパフォーマンスで扱った。
よくある質問
Oura Ring 5は前世代から何が変わったか?
第4世代より40%小さくなり、実使用テストで充電間隔が一貫して8〜9日出た。2〜3日ごとに充電が必要だった前世代と違って着けっぱなしにでき、データが途切れずに推移として蓄積される点が最大の変化だ。
ウエイトトレーニング中にスマートリングを着けていてよいか?
ほとんどの種目では問題ない。サイズが小さくなったことでランニングやウエイト中の装着感が改善し、バイセップスカールやファーマーズキャリーも着けたまま行えた。外すことになったのは高重量のデッドリフトだった。
スマートリングでトレーニング記録は残せるか?
きちんとは難しい。スマートリングは受動的な追跡機器のため、いま何の運動をしているのかを自分では把握できず、アクティブトラッキングを使うにはスマートフォンを手に取って別の手順を始める必要がある。種目・重量・セットの記録は別に残す必要がある。
スマートリングが最も得意なことは何か?
時間をまたいだ長期の推移、とりわけ睡眠データとレディネススコアだ。セッション中のリアルタイムなフィードバックが目的なら、画面から直接ワークアウトを開始できるスマートウォッチのほうが向いている。
Ouraリングは本体以外に費用がかかるか?
かかる。月5.99ドルまたは年69.99ドルのメンバーシップ費用が本体価格とは別に必要で、購入を検討する際はこの購読料を総費用に含めて計算すべきだ。