トレーニング

やるべきことを分かっているのにできていないなら、それは情報の問題ではない

要点

詰まっている状態は2種類に分かれる。情報の問題は資料ひとつで解ける — 始めるためのルーチン、食事の組み立て方、ある種目のセットアップ。支援の問題はそうではない。すでに十分知っているのに数か月進展がなく、資料を集める行為そのものが着手を先延ばしする手段になっている状態だ。この場合に必要なのは情報ではなく方向と継続的な支援であり、資料をさらに消費することは問題を大きくする。

15年以上コーチとして働いてきた人が、まったく別の分野で初心者に戻ったときの話がある。彼は自分のやり方で問題に取り組んだ。数十本の記事とハウツーを読み、チャンネルを登録してまとめて見て、ワークショップに行き、プログラムを買った。

役には立った。少しは。それでも彼は同じループに捕まり続けた。「まだ十分に良くない」「これは本当にいま取り組むべきことなのか」「出す前にもっと上手くならないと」「もう少しデータを集めようか」

典型的なオール・オア・ナッシング思考だ。完璧にできないならなぜやるのか。動画を10回撮り直し、静かにプロジェクトをたたんだ。資料は積み上がり、成果物は出てこなかった。

2種類の行き詰まり

ここから出てくる区別がこの話の核心だ。詰まっている状態は2つのうちどちらかになる。

  • 情報の問題 — 資料ひとつで解ける。始めるための自重ルーチン、一食の組み立て方、デッドリフトのセットアップ。答えが見つかればその日から動ける。
  • 支援の問題 — すでに十分知っている。それなのに数か月何も起きておらず、資料を集める行為そのものが着手を先延ばしする手段になっている。

この2つを取り違えると代償が大きい。支援の問題に情報を注ぎ足すことは問題を大きくする方向だからだ。競合する声が増えるほど、何が重要かはかえって曇る。

支援の問題には何が必要か

先のコーチが最終的に欲しかったのは、もう1本の記事でも40分の動画でもなくだった。自分の状況と経緯を知り、この複雑な塊を見て「こういうのは見たことがある。ここから始めよう」と言ってくれる人。行き詰まったときに確認してくれ、際限のない自己検閲の代わりに実際に何かを終わらせるよう引き戻し、自分を責め始めたら気づいてまた動かしてくれる人だ。

つまりコーチの役割は騒音に声をもう1つ足すことではなく、騒音を下げることだ。相手を知ったうえで単純化し、次のひとつを指し示し、その過程に留まる。

すべての状況にコーチが必要なわけではない。始めるためのルーチンや出発点ひとつあれば足りる場合のほうがはるかに多く、それは情報の問題なので資料で解ける。コーチが要るのは道に迷い、止まり、ひとりだと感じている複雑な問題のほうだ。

どちらなのかをどう見分けるか

正直な自己診断はひとつで足りる。過去3か月に実際に行ったトレーニングを数えることだ。何をすべきか説明できるのにその3か月の記録が空なら、それは情報が足りないせいではない。

筋力スコアとの関係

記録は診断の道具として使える。相対筋力スコアを初めて計算した日の点数と3か月後の点数が同じなら、その間に読んだ記事の量とは関係なく答えは出ている。そしてアプリが実際に解決することとしないことは分けておくのが誠実だ — アプリはコーチではない。ただし他人が見られる記録は支援の問題の一部に触れる。リーダーボードに載った数字とフィードに残したセッションは、自分だけが知っている計画より消えにくい。それで足りないなら、足りないと認めて人を探すほうが資料をさらに集めるより良い。

始めること自体ができていない段階なら、運動を衛生習慣として扱う方法のほうが当てはまるかもしれない。

よくある質問

情報の問題と支援の問題はどう見分けるか?

情報の問題は資料ひとつで解ける。始めるためのルーチンや種目のやり方が分かればその日から動ける。支援の問題は、すでに十分知っているのに数か月進展がなく、資料を集める行為が着手を先延ばしする手段になっている状態だ。

動画をもっと見ても解決しないのはなぜか?

支援の問題に情報を足すと問題が大きくなるからだ。競合する声が増えるほど何が重要かは曇り、資料集めそのものが着手を先延ばしする働きをする。

コーチが実際にしていることは何か?

騒音に声をもう1つ足すのではなく、騒音を下げることだ。個人の状況を知って単純化し、次のひとつを指し示し、行き詰まったときに確認し、自分を責め始めたら気づいてまた動かす。

誰にでもコーチが必要か?

そうではない。始めるためのルーチンや出発点ひとつで足りる場合のほうがはるかに多く、それは資料で解ける。コーチが要るのは、道に迷い止まりひとりだと感じている複雑な問題のほうだ。

自分がどちらなのか確かめる方法はあるか?

過去3か月に実際に行ったトレーニングを数えればよい。何をすべきか説明できるのにその期間の記録が空なら、情報が足りないせいで起きている問題ではない。

出典: Nerd Fitness

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